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ブル-特集

お待たせしましたブル-特集です♪
 
 
◆T5からLED移行
   
 SPS飼育の照明ではMT、SC、T5・・・・、といろいろな灯具を試してきました。 メタハラ多灯も良いのですが、熱や電気料金を考えると このご時世、ちょっと僕的には経済的にキツイのでやめました。そしてZeoと言えばT5ということで僕は日本で早くからT5を愛用してきました。T5は照度もありますし、一つの灯具で広範囲を照射できます、電気代も安くなり、コストパフォマンスに優れていると思います。諸外国でも多くのアクアリストが結果を出していますし、僕もそれは認めているのですが、蛍光灯ということで どうしても欲しい波長を補えない部分があり「LEDなら豊富な波長でサンゴの要求に答えてあげられるのでないか?」「珊瑚の素質を引き出すためにはどうすれば良いのか?」を考えていくと、色素についての知識が必要でした。そして照明に関しても突き詰めた結果LEDを試す事にしました。 僕がモニタ-しているプロトタイプのKR93XPより、さらに強化された現在予約受付中のモデルは, どれだけ威力を発揮してくれるのか?そして、 益々発展していくLEDは今後も楽しませてくれることでしょう。




◆蛍光色素 


画像は名古屋で購入したブル-の珊瑚、蛍光色素を持つタイプです。
(低比重にも耐え復活した珊瑚)
F.P.ドクター の400nmを当てたところ、ご覧の通りシアン蛍光が励起しております。
 
 

ブル-







 



◆非蛍光色素

さて次は、非蛍光色素の珊瑚です。フィジ-産ユビ系珊瑚!
(低比重にも耐えた珊瑚) 
F.P.ドクター の400nmを当てたところご覧の通りまったく反応なしです。
ブル-色素アンバー(橙光)による青のクロモプロテインと思われます。



クロモプロテイン  

クロモプロテインのブル-色素波長(資料提供1.023)


フィジ-珊瑚





同じようなブル-色の珊瑚
でも、ご覧のように非蛍光色素タイプと蛍光色素を持つタイプでは飼育に注意が必要といえるでしょう。以前、同じような珊瑚にシエロ(コバルトブル-)を当てると褐色化した記憶があります。メタハラというとなんでも色揚がりするようなイメージがありますが、生体の要求によって効果は違ってくると言う事です。ちなみに、シエロのコバルトブルーは420nmと460nmをピークに持つ青の波長です。



シエロ波長    


シエロのコバルトブル-波長w(散光)N(集光)(資料提供1.023)








◆カロテノイドについて


 今回のようなブル-のフィジ-珊瑚は、特に青の波長が褐色の色素を増殖させていると思われました。その原因として考えられるのがカロテノイドの増殖による褐色化が考えられます。カロテノイド(波長は下図参照)などの光合成色素については この頃 から注目してきました。カロテノイド(光合成色素)で注意しておきたいのは、水温上昇や強光阻害で白化スイッチが入りそうになった際、放熱(※キサントフィルサイクル)を行って白化フローを遅らせる役割りがあります。こういった保護回路が機能しないと、水温や強照明の熱により、炭酸固定回路が鈍化(停止)し、光合成の明反応ばかりが進行してしまい、結果としてATPが過剰に生産されるため、活性酸素生成の原因となり、褐虫藻も排出されることになります. ゼオビットユ-ザ-はパステル化を目標にしている方が多いと思いますが、褐色化を嫌うためZeospur2( MA65号参照)や、ゼオライトの効果を最大限にすると褐虫藻だけではなく、これらの色素も減少するため、保護回路が働かず最悪の結果として「RTNで溶けた」と言い訳しなければならなくなってしまい白化スパイラルに陥ることになりかねません。サンゴがどのような状態にあるのかを見極めパステル度合いの調整が必要でしょう。 
 
  
※キサントフィルサイクル

光が強すぎてエネルギーが余っている場合にはゼアキサンチンを作る方向に反応が進み、逆に光が弱くてエネルギーが欲しい状況ではビオラキサンチンを作る方向に反応が進みます。つまり、エネルギーが余る時にはそれを熱に変え、エネルギーが不足する時には、アンテナとして光を集める機能を持つ。

カロテノイド  
光合成色素カロテノイド(カロテン(オレンジ色)、フコキサンチン)
青を好む波長 (資料提供1.023)



◆褐虫藻について


褐虫藻の増減ついても注意が必要です。
ちなみに褐虫藻の褐色も(ペリディニンというカロテノイドの一種)
  
※MA56号には色素の抜けた褐虫藻の画像が載っていますので一度確認してみてください
   
1)褐虫藻が作り出した栄養を珊瑚に渡す (グリセロール,アラニンなど)
2)珊瑚が褐虫藻に与える(プランクトン捕食からの栄養、窒素、など)
3)珊瑚と褐虫藻が協力して作り出す (※マイコスポリン様アミノ酸など)

※ここに訂正記事があります(2013.2.25)



捕食に移行させるといっても限度があるでしょう。基本的には、こういった共生関係があると思われますので、パステルを目指す方は、これらのことを注意して飼育管理に努めた方が良いと考えています。

※マイコスポリン様アミノ酸

紫外線を吸収して熱として分散させる物質




◆最後に


「メタハラだから万能だ!」「T5は照度があるから最高だ!」などと軽視せず根底にあることを考えないと「素質を引き出す」ことはできないでしょう。色素という切り口では、目的の珊瑚に必要な波長が乏しいとやがてその色素は減退していくことになるでしょう。当然、適切な照度も必要です。KRは エイジさん の知識、経験 ブル-ハ-バ-さん の企画、販売力、eco- lamps社 のLED加工技術によってフルスペクトルLEDが誕生しました。光合成色素。蛍光タンパクなどの情報は エイジさん が整理され、僕だけでなく多くのアクアリストが参考にしてきた筈です。更に F.P.ドクター の登場によって、今まで目に見えなかった理論が可視化されて、初心者にも蛍光タンパクの具体的な確認や判断が容易になりました。目的の珊瑚がどのような色素持ち、どんな特徴を持つのか?これらを掴むことが最大限に素質を引き出す糸口につながるのではないでしょうか。今後も失敗を恐れずいろんな実験をしていきたいと思っています。
最後に、今回の記事は前向きに捉えてくださいね。それと僕はパステルを目指してませんし、ZeovitSystemに、しがみ付いてる訳でもありません。自分の目標を持ってそれを克服して楽しんでいるだけです。おかしなライバル心から僻みやねたみ、嫌がらせなどは勘弁してください。もっと次元の高いところで、この趣味を楽しみたいと思っていますのでよろしくです♪
   
 
XP最新スペクトル 
(資料提供1.023)
 

まぁしかし、よくここまでのスペクトルを考えてくるなと関心しますよ。
いろんな色素に対応しまくりですやん(笑)
KR93XP現在予約受付中の最新モデルでの皆さんの色揚がり報告、楽しみに待っています。






(参考、情報提供)
1.023
ようこそ渦鞭毛藻類の世界へ
ADVANCED AQUARIST
光合成の森

光合成の科学
マリンアクアリスト(56号~65号)





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| 珊瑚 | 15:55 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

おっちょさん

> お難しい内容ですが、大変勉強になりますね。
> じっくり、熟読させて頂きます。
> あの、すみませんが、今度関西に遠征ツアーにいきますので、よろしければ、おじゃまさせてもらってよろしいでしょうか?
> 詳細やらにつきましては、すみませんが、お暇な時にでも、こちら宛てまでにご連絡をお願いできますでしょうか?
> すみませんが、よろしくお願いします。


コメントにメ-ルアドレスが記載されていましたので
悪用されないように削除しておきましたよ(^^)

| ヨッシ- | 2013/02/21 08:10 | URL |














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